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zoom RSS 誤認逮捕の恐怖

<<   作成日時 : 2007/01/27 08:51   >>

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富山県警誤認逮捕の男性「身内が認めたと迫られ自白」

 富山県警が2002年、同県氷見市の男性(39)を婦女暴行容疑などで誤認逮捕した冤罪(えんざい)事件で、男性が読売新聞の取材に、無実の罪を自白するに至った経緯を初めて語った。(記事詳細は文末)



ごくたまにTVドラマなどで「冤罪」について取り扱ったテーマのものを見る機会があります。
サスペンスドラマなどにありがちなストーリーですが、それはフィクションの世界だけでなく、やっぱり現実にあるものなのでしょうねぇ。

自分が見に覚えもないことで、ある日突然逮捕され、取調室で刑事に囲まれ「お前がやったんだろ!!」などと昼夜を問わずに言われ続けると「ああ、もう何でもいいからハイ私がやりましたといえば楽になれる」という気分になり、やってもいないことを自白する展開に追い込まれる・・・・・。これもドラマの筋書きとしてよくあるケースです。

全部、本当にあることだったんですね・・・・・・。

以前にサリン事件で疑われた男性などの例もありますが、この国では「こいつが犯人だ」と疑われたら最後、その時点でそのひとの社会的な地位は瓦解します。最近映画にもなった痴漢冤罪などもそうですよね。「やっていない」といって無罪を主張し、裁判で争っている時点で、すでに会社はそのひとを懲戒解雇していたりするのが現実です。有罪確定でもないのに、ただ単に人間違いや、陥れられただけかもしれないのに、疑われた時点で「はい、ご苦労さん」というのが現実です。

マスコミの扱いを見ても、その傾向は顕著です。TVのアナウンサーなどはニュースの記事を読む際に「○×区に住む無職のが逮捕されました」「被害者の甥に当たる35歳のが逮捕されました」などという記事の読み上げ方をします。私などは女性のキャスターが同じ女性に対して「このは」などという表現でニュース原稿を読むのを聞いているたびに、生理的な嫌悪感を覚える人間なのですが、間違ってはいけないのは、この「」や「」は、この時点では嫌疑を掛けられて逮捕されただけに過ぎなく「まだ犯罪者かどうかは明らかになっていない」という事実です。ただ、逮捕された時点で、既に本名を全国放送で流された挙句「この」などという呼び方で、大学卒業したての女子アナごときに読み上げられてしまうのです。

これって、考えるとちょっと怖いです。

警察に関して言えば、密室での取調べというのがそもそもの問題です。取調べはすべて映像として「第三者」(たとえば容疑者の担当ではない国選弁護士による撮影)などで撮られた自白でないと採用されない、とかはどうですかね(コストが高くなって実現不可能でしょうか?)
また、明らかに常軌を逸脱した自白のとらせ方をした担当刑事に関しては、実名を明かして糾弾し、世間の目にさらすことで、慎重な取調べを促すできでしょう。

たとえば、下の記事で「『うん』か『はい』以外に言うな。『いいえ』という言葉を使うな」などといって取調べをしていた刑事がいたということですが、こいつはいったい何様なんだよ?と思いませんか。明らかに我が国の憲法にうたわれている基本的人権を冒涜しています。この刑事。こいつの実名はさらすべきだと私は考えています。こいつは刑事として今後も働き続けるのでしょうか?基本的人権もわからないようなバカを国民の税金で飼いならしておくことに、私は本当に腹が立ちます。こいつの名前を知っている人がいたら是非教えて欲しいものですね。

江戸時代を通じて、磔・打ち首獄門になった囚人のうち、実に4割以上が冤罪であっただろうと言われております。さもありなんです。下手人がみつからないとお上にどやされる、という理由でその辺の怪しい奴をみつけてはオカッピキがしょっぴいて、重い石を抱かせたり、鞭でたたいたりして自白させ、お白州にひきだれて、裁きを言い渡され、ハイ一丁あがり、という流れであっただろうことは想像に難くありません。日本の江戸時代は犯罪検挙率がたかく、江戸は治安のよい都市だった、などとしたり顔でいう学者がいますが、犯人を見つけられないと立場をうしなう輩が犯人をでっち上げて断罪していたから検挙率が高かったんです。これって本末転倒だと思うのですがどうでしょうか。

今の警察もその辺は変わらんのですかね。本当に怖いです。

それでは、また!!






(記事の続き)

 男性によると、取り調べは、任意同行を求められた02年4月8日から始まり、「『身内の者が間違いないと言っている』と何度も告げられ、やっていないと言っても信用されるわけがないと思った。言われるままに認めざるを得ない状況だった」と話した。その上で、「身内までも僕のことを信用していないんだと思った。気が抜けたようになってしまった」と語った。男性は3回目の聴取で自白に追い込まれた。

 さらに、「『うん』か『はい』以外に言うな。『いいえ』という言葉を使うなと言われた」とし、「今からいう言葉を一切覆しません」とする念書も書かされ、署名、指印させられたとも語った。被害者宅に押し入った手口も「酒屋を装って電話をかけたんじゃないかと言われ、同意させられた」とした。

 男性は、02年3月の婦女暴行未遂事件について「犯行時間には電話をしていた」とアリバイを訴えた。しかし、取調官は「相手は電話を受けていないと言っている」と取り合わなかったという。

 しかし、県警が今月19日、男性の無実を証明する事実として発表したのは、犯行時間帯の男性宅の固定電話の発信履歴だった。

 男性は02年11月に懲役3年の判決を受けて服役。05年1月の仮出所後、同県内で葬祭業や解体業などを転々とした。23日夜、県警幹部から謝罪を受けた際、「お金じゃない。3年間の時間を返してくれ」と訴えたという。

 県警捜査1課は、男性が証言した取り調べの様子について「細部は具体的には聞いていない」とした。

(2007年1月26日14時35分 読売新聞)

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内 容 ニックネーム/日時
元刑事の独り言を書いています。冤罪事件についてのコメントを拝見し、同じ市民として同感という気持ちです。現在の警察は検挙率を最大目標に掲げているのが冤罪の一因になっています。警察組織内では、証拠の収集を捜査の基礎としていますが、被疑者を拘束してから後は、上層部の注目点は被疑者をどれだけ早く前面自供させるかになっています。刑事の中には上層部関係なく、先入観なしで被疑者と向かい合うタイプの人もいます。しかしそのタイプは上層部から煙たがれル場合が多く出世はしていません。多くの刑事は逮捕後に送致・拘留・起訴までを被疑者の取調べを担当することになり、内心では冤罪であれば気付いているはずですから、今回の件は担当した刑事の所属氏名を明かし公務員として職に留まるのが正しいかを検証すべきです。また婦女暴行(強姦?)未遂という凶悪犯罪であれば所属の刑事課長まで取り調べ状況は必ず把握しているはずですか、その点も検証する必要があります。一市民として警察から嫌疑をかけられるという非日常的なことが起きれば、社会から孤立させられるという立場になり、非常に怖ろしい事と思います。
チャーリー
2007/01/29 10:43
チャーリー様。コメント有難うございます。
チャーリー様のブログも読ませて頂きました。
警察機構の内幕というのは、我々にはなかなか見えてこないところですが、チャーリー様のブログを見て、色々と勉強になるところが多く、お気に入りに登録させていただきます。有難うございました。
AKIRA
2007/01/30 23:12

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